多くの町工場には、熟練の優れた職人さんが在籍しています。
長年の経験で培われたプロの技術は、何物にも代えがたい、その町工場の貴重な財産とも言えるでしょう。
そんな職人さんの多くは、ものづくりに対する並々ならぬ情熱と、1つ1つの工程に一切妥協を許さない強い信念とこだわりを持っていらっしゃいます。
アルブリックをつくる町工場職人も、その例外ではありません。
ブロックは一見、四角に切って穴をあけただけに見えるかもしれませんが、60㎜×30㎜×15㎜のブロックにはたくさんの熟練の技が詰め込まれています。
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~アルブリックに詰め込まれた職人のこだわり~
熟練職人にしかできない、高度な金属加工
組立てブロックにおいて重要なことは、高い寸法精度を出すことです。寸法誤差が大きいと、ブロック同士を連結していくと歪み生じてキレイな作品づくりを行うことができません。
特に金属の場合には、プラスチック製品と異なりほとんど撓(たわ)まないため、高精度の寸法と平行度が求められます。
このように、1つのブロックを作るためには、高い技術力が要求されます。
アルブリックは、機械加工と職人の手業によりミクロン単位で削り出されているので、高い寸法精度と平行度を誇ります。
これにより、ブロック同士は段差のない連結面を形作り、歪みのない組み立てをお楽しみいただけます。
こだわり抜かれた面取り加工
ブロックの全ての角には面取り加工が施されています。
面取り加工は角の鋭利さをなくすために金属加工では一般的ですが、ここにも職人のこだわりが詰まっています。
アルブリックは、ブロックを違和感なく触っていただきたいという想いとともに、組み立てたときの美しさを損なわないブロック設計という思想をもっています。
そのため、ブロックを手に取ったときのゴツゴツ感を和らげることと、面取りが大きすぎてブロック同士の連結部の美しさや一体感が失われるのを避けること、とのバランスを考慮した面取り加工が行われています。
このような絶妙な面取り加工には、熟練職人のこだわり、技能、知恵がたくさん詰まっています。
ブロックの顔を決める、熟練の表面仕上げ
アルブリックは、表面に光沢をもたせず、あえてマット調の表面に仕上げています。
このブロックの顔とも言える表面を作りだすのが、職人の手業による「ヘアライン仕上げ」です。
ブロック表面には、一方向に流れるようなラインが形成されていて、これが落ち着いたマット調の外観を作りだしています。
ヘアライン仕上げは、ブロック1つ1つ、ブロックの各面ごとに、職人の手でなされています。
このため、同じ顔(表面)をもったブロックは1つとして存在せず、ブロックのそれぞれが個性をもっています。
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このように、ブロックの1つ1つには、熟練職人のこだわり、技術、想いなどがたくさん込められています。
ブロックを手にお取りになる際には、ものづくりに対する情熱も感じていただければと思います。